出かける直前に「課金して」と言う息子|発達障害の子の「なんで今?」なタイミングに腹が立った日と、考えたこと
靴をはいて出かけようとした瞬間に「出かけるなら課金して」。お風呂に入ろうとしたときも、なぜか今。「なんでこのタイミングなの?」と聞いても答えない息子に、腹が立ってしまった日のことを書きました。ADHDとASDが併存する息子の母で、自分もADHD当事者のみさきが、「なんで今?」の理由を考えてみたことと、課金のルールや頼みごとのタイミングについて考えていることをまとめています。
さあ出かけよう、と靴をはいた瞬間。
「出かけるなら、課金して」
なんで今なの、と思ったことはありませんか。
うちは、まさにそれでした。
息子はADHDとASDが併存しています。
マイクラが大好きで、ゲームのことになると何時間でも集中できるタイプです。
そんな息子が、私が出かけようとしたその瞬間に「課金して」と言ってきたことがありました。
しかも、こういうことは一度だけではありません。
お風呂に入ろうとしたとき、家事に取りかかろうとしたとき、なぜか私が動き出すタイミングで頼みごとが飛んでくるんです。
この記事では、「なんで今?」に腹が立ってしまった日のことと、そのあと息子のタイミングについて考えてみたことを、そのまま書いてみます。
出かける直前の「課金して」に、カッとなった日
その日は、用事があって急いで出かけるところでした。
カバンを持って、玄関で靴をはいていたら、うしろから息子の声がしました。
出かけるなら、課金して
正直、カチンときました。
ずっと家にいた時間はたくさんあったのに、なんで今なのか。
今からスマホを出して、設定を確認して、となったら出発が遅れてしまいます。
なんで、このタイミングなの?
そう聞いてみたけれど、息子は何も答えませんでした。
黙ってゲームの画面を見たまま、返事を待っているような、待っていないような様子でした。
お風呂のときも同じです。
私がお風呂に入ろうとすると、それを合図にしたように話しかけてきます。
人が動き出す瞬間をきっかけにするのは、本当にやめてほしい。
その日の私は、心の中でそう思っていました。
ゲームばかりの息子と、家にいるのがつらかったころ
もうひとつ、正直に書いておきたいことがあります。
ゲームばかりしている息子と一緒に家にいるのが、つらくなってしまった時期がありました。
声をかけても画面から目を離さない。
やめようと言えば、言い合いになる。
それがくり返されるうちに、私は息子から逃げるように外に出かけてしまうことがありました。
出かける直前の「課金して」にあんなに腹が立ったのは、もしかしたら、そういう気持ちが積み重なっていたからなのかもしれません。
逃げるように出かけた日は、帰り道で少し罪悪感もありました。
でも今は、親にも少し離れる時間が必要な日はあるのかな、と思うようにしています。

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「なんで今?」の理由を、あとから考えてみた
あとから落ち着いて、息子はなぜあのタイミングで言ってきたんだろう、と考えてみました。
本人が答えなかったので、本当のところはわかりません。
ここに書くのは、息子のふだんの様子を見ていて、私が思ったことです。
発達障害情報・支援センターの説明では、ADHDの特徴として「注意持続の欠如」や、年齢に見合わない「多動性」「衝動性」があげられています。
多動性の例として「待つことが苦手」、衝動性の例として「せっかちでいらいらしてしまう」ことも書かれていました。
もちろん、ADHDだからこのタイミングで言った、と決めつけることはできません。
ただ、わざと私を困らせようとしているわけではないのかもしれないと思えたら、少しだけ気持ちが落ち着きました。
課金のルールは、出かける前に話し合わない
あの日あらためて思ったのは、課金のことを玄関で決めるのは無理があるということでした。
急いでいるときに頼まれると、「いいよ」と流してしまうか、「だめ!」と強く言ってしまうか、どちらかになりがちです。
どちらにしても、あとでモヤモヤが残ります。
国民生活センターも、子どものオンラインゲームの課金トラブルについて、保護者向けに注意をよびかけています。
うちでも、課金については「いつ」「いくらまで」「誰のスマホで」を、落ち着いているときに話しておこうと思っています。
決まっていれば、玄関で言われても「それは夜に話そうね」と返しやすくなるかなと思います。
頼みごとのタイミングについて、今考えていること
課金だけでなく、出かける直前やお風呂の前の「ねえねえ」は、これからもきっとあると思います。
なので、今はこんなことを試してみたいと考えています。
最後の「何かある?」は、先回りして聞いておけば、玄関でのやりとりが少し減るかもしれないと思ったからです。
うまくいくかはわかりませんが、ひとつずつ試してみたいと思っています。
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ゲームを「遊ぶ」から「作る」へ
息子のゲーム好きは、困りごとのもとでもあり、息子のいちばんの強みでもあります。
好きなことには何時間でも集中できるので、その集中力を「作る」ほうに向けられたらいいなと思っています。
ゲームを作るコースなど、リタリコワンダーのコースについては、こちらにまとめています。

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まとめ
- 出かける直前やお風呂の前など、親が動き出すタイミングで頼みごとをしてくる子はいるのかなと思います
- 「なんで今?」と聞いても答えない息子に、腹が立ってしまう日もありました
- 理由はわからないけれど、わざと困らせているわけではないのかもしれない、と考えると少し落ち着けました
- 課金のことは玄関で決めず、落ち着いているときに家族でルールを話し合っておくのがいいのかなと思います
- 親にも少し離れる時間が必要な日はあって、それは悪いことではないと今は思っています
玄関で「課金して」と言われたら、たぶん私はまたカチンとくると思います。
それでも、「それは夜に話そうね」と言えるくらいの余裕を、少しずつ持てたらいいなと思っています。
同じように、子どもの「なんで今?」にモヤモヤしている方がいたら、まずはその場で決めなくていいと、自分に言ってあげるところから始めてみてもいいのかなと思います。


