ADHD当事者ママの夏休みメンタルケア、私が試した4つのやり方
夏休みは発達障害のある子の生活リズムが崩れ、ADHD当事者の親自身も消耗しやすい季節。自分もADHDの母が、完璧をやめる・ひとり時間を先に確保する・できた1個を見るなど、実際に効いたメンタルの守り方を正直にまとめました。
夏休み、子どもより先に親が力尽きていませんか
うちの息子(小4・ADHDとASD併存)の夏休みは、毎年にぎやかです。そして、子どもより先に私のほうがぐったりしてしまうのが、ここ数年のお決まりでした。実は私自身もADHDの当事者で、自分のペースを保つだけでも精一杯なところに、崩れた生活リズムが重なるからだと思います。
学校がある間は、「朝起きて、行って、帰ってくる」という骨組みが、子どもにも親にもあります。
でも夏休みは、その骨組みがまるごと消えます。子どもの予定も、自分の予定も、自分で組み立て直さないといけません。
段取りを立てるのが苦手なADHDの親にとって、これがなかなかこたえるのですよね。私も毎年、7月の終わりにはもう疲れていました。夏休みに限らず、ADHD当事者として子育てで感じるモヤモヤはADHD当事者ママの子育てモヤモヤにも書いています。
今日は、そんな私が「これは少し楽になった」と感じたメンタルケアのやり方を、4つだけ正直にお話しします。
1. 完璧なスケジュールを、最初から作らない
夏休み前、私は何度も「立派な1日の予定表」を作っては、3日で崩れて落ち込んでいました。
でも、よく考えたら段取りが苦手な私が、分刻みの計画を守れるわけがなかったのです。守れない計画は、できなかった自分を責める材料になるだけでした。
今は、決めるのは「3つの大きなかたまり」だけにしています。
- 午前に1回、外に出る(公園でも買い物でも可)
- お昼ごはんのあと、少しだけ机に向かう時間
- 夕方、一緒にだらける時間
時間は決めません。順番だけ。これくらいゆるいほうが、私にも息子にも続きました。
2. 自分の「ひとり時間」を、先に予定に入れる
これは去年いちばん効きました。
子ども優先で動いていると、自分の休憩はいつも「余ったらやる」になります。でも、余りなんて、夏休みには永遠に来ません。
だから今は、先に自分の時間を1日15分だけ確保するようにしています。息子がゲームや動画に集中している時間に、コーヒーを飲むだけ。それでも、あるとないとでは全然違いました。
看護師として働いていた頃、「自分の酸素マスクを先に着けてから、子どもを助ける」という言葉を教わりました。親が倒れたら、結局子どもも守れないんですよね。
3. 「できなかったこと」より、「できた1個」を見る
ADHDの傾向があると、1日の終わりに「あれもこれもできなかった」と反省会を始めてしまいがちです。私もそうでした。
そこで、寝る前にその日「できたこと」を、たった1個だけ思い出すようにしました。
「宿題を5分やれた」「怒鳴らずにすんだ」「ごはんを作れた」。本当に小さなことで大丈夫です。
できなかったことは無限に出てきます。でも、できた1個を見る習慣に変えるだけで、夜の気持ちがずいぶん軽くなりました。
4. 同じ特性の親と、つながっておく
家の中で子どもと2人きりの時間が長くなると、「うちだけが大変なのかな」と気持ちが内にこもっていきます。
私が救われたのは、同じように発達特性のある子を育てている親や、その子が通う場所の先生と、話せる場所があったことでした。「うちもです」のひと言で、ふっと肩の力が抜けるのですよね。
身近にいなければ、SNSでも、療育や通級の先生でも大丈夫です。「大変なの、自分だけじゃなかった」と思えるつながりを、夏休み前に一つ持っておくと、こもらずにすみます。
それでも回らない日は、頼っていい
ここまでいろいろ書きましたが、正直、全部やってもしんどい日はあります。親も人間なので、当然です。
そういうとき私は、「自分がなんとかする」を一回手放して、子どもが安心して過ごせる場所を頼るようにしています。
うちの息子の場合、その一つが、現在通っているリタリコワンダーでした。本人が好きなものづくりに集中できる場所が夏休み中にもあると、息子の生活に小さな軸ができて、結果的に私の負担もずいぶん軽くなりました。
「親が全部抱えない」というのは、手抜きではなくて、家族みんなで夏を乗り切るための作戦だと思っています。子どもの居場所を一つ増やすことは、親のメンタルを守ることにもつながりました。
夏の過ごし方に悩んでいる方は、こうした場所がどんな雰囲気か、無料体験で一度のぞいてみるといいかもしれません。子どもに合うかどうかは、実際に見てみないと分からないですからね。当日どんな流れになるのかはリタリコ無料体験、当日の流れにまとめてあります。
子ども側の夏休みの過ごし方そのものに悩んでいる方は、発達障害の子の夏休みの過ごし方もあわせて読んでみてくださいね。

【実体験】じっと座っていられないうちの子が、リタリコワンダーに通って変わった3つのこと
授業中に席を立つ、集中が続かない。そんなわが子をリタリコワンダー(IT・ものづくり教室)に通わせて見えた、「得意」を伸ばすという選択肢の現実を、親のリアルな視点でお伝えします。
まとめ
ADHD当事者の私が、夏休みのメンタルを守るために試してきたことは、この4つでした。
- 完璧なスケジュールを作らない(順番だけ決める)
- 自分のひとり時間を、先に予定に入れる
- 「できた1個」を見る習慣にする
- 同じ特性の親や先生と、つながっておく
そして、しんどい日は子どもの居場所を頼っていい。
子どものことばかり考えて、自分を後回しにしてしまう方が多いと思います。でも、親が少しでも楽でいられることが、その家のいちばんの土台になるのですよね。この夏が、少しでも穏やかに過ぎますように。


