ADHD当事者ママの子育てモヤモヤ — 自分の特性と息子の特性が重なって辛い時の対処
自分もADHDで、子どももADHDやASD…そんな当事者ママのしんどさにフォーカスした記事。共感パートが薄いネット記事に物足りなさを感じている当事者親に向けて、リアルな葛藤と乗り越え方をまとめました。
「自分もADHDなのに、息子もADHD…」
わたし自身もADHD当事者で、息子もADHDとASD併存。「自分もしんどいのに、息子のしんどさも見える」そんな日の苦しさは、当事者じゃないと分かりにくい部分があるなと感じます。
発達障害のある子の育児記事はたくさんあります。でも、「親自身も発達特性を持っている」ケースの記事は意外と少ない気がします。
「親が定型」を前提にしたアドバイスを読むたび、「いやそれ、自分もできないんだけど…」と心の中でつぶやくこと、ありませんか?
この記事は、当事者ママのリアルな葛藤を本音で書いてみます。共感がほしい当事者ママに届くといいなと思います。
当事者ママが感じるしんどさ1:「片付けて」が言えない
息子が学校から帰ってきて、ランドセルをリビングに放置、上着もそのへん、宿題のプリントもバラバラ。
定型のママなら「片付けなさい!」と一喝するシーンかもしれません。
でも、わたし自身がADHDで片付けが苦手。家の中はそこそこ散らかってる。「片付けて」と言うたびに「お前が言うか?」という心の声が…。
これ、当事者ママのあるあるじゃないでしょうか。
当事者ママが感じるしんどさ2:「予定管理」がダブルで崩壊
ADHDのわたしは予定管理が苦手。学校の提出物、習い事の月謝、病院予約、家族の行事。
そこに、ADHD・ASD併存の息子の「忘れる」「予定変更に弱い」が乗ってくると、もう家の中はカオスです。
夫が定型なので頼ることもありますが、母親が一次窓口になっている家庭では、当事者ママひとりで全部抱えるのは正直しんどい場面が多いです。
当事者ママが感じるしんどさ3:感情のスイッチが共鳴
ADHDの衝動性で、わたしもカッとなりやすい。息子もカッとなりやすい。
ふたりが同時にスイッチが入ると、家の中が一瞬で戦場に。冷静になった後で「あ、また怒鳴っちゃった…」と自己嫌悪のループに入ります。
定型のママなら一旦受け流せる場面でも、当事者ママは同じ周波数で反応してしまうところがあります。
当事者ママが感じるしんどさ4:「分かりすぎる」つらさ
息子が「教室がうるさくて無理」「失敗が怖い」「ぼくはダメな子」と言う時、その気持ちが手に取るようにわかります。
子どもの頃、わたしも同じことを感じていたから。
定型のママなら「そんなこと言わないで」と声をかけられるかもしれない場面で、わたしは「うん、わかる」と一緒に沈み込んでしまうことがあります。共感力が高すぎて、自分も巻き込まれる感覚。

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当事者ママが楽になる工夫
ここからは、わたしが実践しているADHDママのセルフケアです。
工夫1:完璧な母親像を捨てる
「ちゃんとした母親」を目指すと、当事者ママは消耗します。
家が散らかってる、料理が雑、忘れ物が多い、それ全部わたしの特性。「自分のままでいいや」と諦める方向に振り切ると、息子にも「ママでもうまくいかない日があるよ」と素直に言えるようになります。
工夫2:自分の苦手を「アウトソーシング」
ADHDのわたしは予定管理がド苦手。だから
- 家族カレンダーアプリで夫と共有
- 提出物は写真撮ってクラウドに保管
- 月謝は自動引き落としに設定
苦手を頑張るより、システムに任せる方が圧倒的に楽です。
工夫3:「ひとり時間」を罪悪感なく取る
子どもがリタリコワンダーに通っている90分。これは完全にわたしの時間と決めています。
カフェでぼーっとする、散歩する、好きな本を読む。「子どものために送迎中」と思うより、「ママのリフレッシュ時間」と捉え直すと罪悪感が消えます。
工夫4:自分のADHD特性も認める
息子の特性を理解する時、自分の特性も並行して認めるのが意外と大事です。
「わたしも昔こうだったな」と振り返ると、息子への接し方が柔らかくなります。否定したくなるのは、自分の中の「許せなかった部分」が刺激されてるから。
工夫5:当事者仲間を持つ
定型のママ友に当事者ママの感覚は伝わりにくい部分があります。同じ当事者ママとつながると、「あ、わかる!」が連発されて気持ちが楽になります。
SNSのADHDママコミュニティ、当事者会、SNS上の発信者をフォローするだけでも違います。
「子どもが安心できる場所」がママの余裕になる
息子がリタリコワンダーに通っている時間、わたしは安心して「自分の時間」を持てます。
子どもがちゃんと見守られている場所にいる、その安心感だけで、当事者ママの心の余裕がぜんぜん違う。
「うちは行ける場所がない」と感じている当事者ママこそ、子どもの居場所=ママの息抜きの時間として、習い事を1つ持っておくのがおすすめです。
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よくある質問
Q. 自分もADHDだけど、子どもにどう向き合えばいい?
「同じ感覚を持ってる人」として向き合えるのは、当事者ママの強みだと思います。完璧を目指さず、共感ベースで関わるといいかなと思います。
Q. 自分のADHDを子どもに伝える?
タイミングはお子さんによりますが、「ママもADHDだから、わかるよ」と伝えると、本人の安心感が大きく違うことがあります。
Q. 夫が定型でわかってくれない時は?
具体的な場面を共有するのがいいかなと思います。「あの時の気持ちわからない」と抽象的に伝えるより、「給食のあのにおいで吐き気が出る感覚、わかる?」と具体的に。
Q. 自分のADHDを治療すべき?
日常生活に支障があるなら診断と治療を検討する価値があります。ママ自身が楽になると、結果として子どもにも余裕で接せられます。


