hattatsu-tokui.com · ADHD当事者ママの本音ブログ プロフィール プライバシー
発達キッズの得意探しナビ HATTATSU-TOKUI · ADHD当事者ママの本音ブログ

ADHDとASDが併存する子の子育て — 両方持つ発達障害のある子の「ダブルの困難」と支え方

「うちの子、ADHDだけじゃなくてASDもあると言われた」と戸惑う親御さんへ。ADHDとASDが併存する小4息子を育てる中で見えてきた、両方持つ子ならではのダブルの困難と、家庭でできる工夫を実体験ベースでまとめました。

みさき
みさき
当事者ママ / 小4息子(ADHD・ASD併存)
ADHDとASDが併存する子の子育て — 両方持つ発達障害のある子の「ダブルの困難」と支え方

「ADHDだと思ってたら、ASDもあるって言われた」

みさき
みさき

うちの息子(小4)は小1の冬にADHDの診断が出て、その後の経過観察の中でASDの併存もあると言われました。「ADHDだけじゃなかったんだ…」と、当時はかなり混乱したのを覚えています。

ADHDとASD(自閉スペクトラム症)は、同時に持っている子も珍しくないといわれています。うちの息子もまさにそのタイプ。

最近では、ADHDの診断を受けたあとにASDの傾向が見つかったり、その逆のパターンもよく聞きます。実はわたし自身もADHD当事者で、息子の混乱しやすさや感覚の偏りには「あ、これわかる」と感じる場面が多いんです。

この記事では、ADHDとASDが併存する子の親として実感している「ダブルの困難」と、家庭でできる工夫を整理します。

ADHDとASDの基本特性をおさらい

まずは、それぞれの特性を簡単に振り返ります。

別々に見ると分かりやすいのですが、両方が同時に出ると話が変わってきます

ダブルの困難1:「衝動的なのにこだわりが強い」

これが併存型のいちばん不思議なところかもしれません。

うちの息子は、カッとなって衝動的に行動するのに、その一方で「こうじゃなきゃダメ」のこだわりも強いんです。

たとえば

  • 思いついた瞬間にゲームをやり始める(ADHD側の衝動)
  • でも、ゲームの起動順番がいつもと違うと癇癪(ASD側のこだわり)

矛盾する特性が同居しているので、本人もしんどいし、親も混乱します。

ダブルの困難2:「集中の偏り」が極端

ADHDの「集中が続かない」とASDの「興味の偏り」が組み合わさると、集中の差が激しい子になります。

うちの息子の場合

  • マイクラ:3時間でも4時間でも集中
  • 国語の宿題:5分で離席

「やる気の問題」と思われがちですが、本人の意志ではコントロールしにくい部分が大きいんです。

ダブルの困難3:感覚過敏+多動の組み合わせ

ASD側の感覚過敏で「うるさい場所が苦手」なのに、ADHD側の多動で「じっとしていられない」

学校の休み時間や運動会では、本人がいちばん消耗します。「うるさいのは嫌、でも体は動きたい」のジレンマ。

家でも、テレビの音量を気にしつつソファでぐるぐる回ってる、なんてことが日常茶飯事です。

ダブルの困難4:「予定変更」への弱さ×「忘れっぽさ」

ASD側は「予定が変わるとパニック」。ADHD側は「予定そのものを忘れる」

つまり、「予定を覚えていないのに、予定変更には弱い」という、なんとも面倒な特性の組み合わせなんです。

ホワイトボードに予定を書いておいても、書いたことを忘れて見ない。見ない上に変更があると激しく動揺。我が家ではここが永遠の課題です。

\併存型の子も歓迎されます/

リタリコワンダーの無料体験を見る

公式サイトへ遷移します(広告)

併存型の子に効いた家庭での工夫

ここからは、わが家で実際にやっている工夫です。

工夫1:「衝動」と「こだわり」を別々に扱う

衝動的に動いた時と、こだわりで動けない時は、声かけを変えるようにしました。

  • 衝動的に動いた時:「ストップ。一回深呼吸ね」と物理的に止める
  • こだわりで動けない時:「順番が違ってもOKって試してみようか」と提案

両方ごちゃ混ぜに「落ち着いて」と言っても効かないので、特性を分けて対応しています。

工夫2:集中の波を「武器」として活かす

集中の偏りは、苦手にもなるけど、強みにもなると思っています。

息子はマイクラやプログラミングなら3時間集中できるので、その時間を「学びの時間」として使えるようにリタリコワンダーに通っています。好きなことで集中の経験値を積むと、苦手なことにも少し粘れるようになる感覚があります。

工夫3:感覚過敏には「逃げ場」を用意

うるさい場所では、イヤーマフや別室の選択肢を用意しています。学校の運動会では、ピーク時間帯に保健室で休めるよう担任と事前に相談しました。

「逃げ場がある」と分かるだけで、本人の安心感が違ってきます。

工夫4:予定の「視覚化」と「予告」

予定はとにかく視覚化。ホワイトボード、スマホのカレンダー、リビングの壁の予定表、何度も同じ情報に触れられるようにしています。

そして変更がある時は、「明日の予定変わるかもよ」と何回か予告。当日にいきなり伝えるのは避けます。

併存型の子だからこそ「合う場所」が大事

ADHDとASDの両方を持つ子は、定型の場所では消耗しやすいです。学校だけだと特性が「困りごと」として目立ってしまいます。

だからこそ、「特性が強みに変わる場所」を1つでも持っておけるといいなと感じています。

うちの息子の場合は、リタリコワンダーがその場所になりました。先生方がADHDもASDも理解した上で関わってくれるので、本人が自分らしくいられる時間が確保できています。

\無料体験を予約する/

無料体験を予約する

公式サイトへ遷移します(広告)

関連する記事

よくある質問

Q. ADHDとASD、どちらの特性を優先して支援する?

両方同時に見ることが多いです。場面ごとに「今はどちらの特性が出ているか」を見極めるのが現実的かなと思います。

Q. 併存だと診断はどう出るの?

医療機関によって表記は違いますが、「ADHDとASDの併存」「両者の特性あり」などと記録されることが多いです。詳しくはADHD診断の記事も合わせてご覧ください。

Q. 親もADHD・ASDの傾向があるとどう影響する?

わたし自身もADHD当事者として子育てしていますが、共感できる部分が多い反面、自分の特性で疲弊する瞬間もあります。完璧を目指さず、夫や周囲に頼るのを忘れないようにしています。

Q. 学校に併存のことは伝えるべき?

担任の先生には両方の特性を伝えておくのがおすすめです。「ADHDだけ」と伝えると、こだわりや感覚過敏への対応が抜け落ちることがあります。

この記事を書いた人

みさき

ADHDとASD併存の小4の息子(10歳)を育てる在宅看護師パート。わたし自身もADHD当事者です。 小2から通級指導教室に通い続け、小3からはリタリコワンダーも並走(現在も通塾中)。 教室・療育・習い事を渡り歩いた経験を、同じ発達障害のある子の育児の親御さんに発信しています。

当事者の親 教室・通級・療育を経験