発達障害の子の習い事が続かない3つの理由と、続く場所の見つけ方【ADHD・ASD息子が小2から小5まで通えた教室】
発達障害(ADHD・ASD)の子の習い事が続かないのは、「やる気がない」からではなく、環境とのミスマッチのことが多いと感じています。続かない3つの理由と、ADHDとASDが併存する息子がリタリコワンダーに小2から小5まで通えた理由、合う場所を見極めるチェックポイントを、自分もADHD当事者の母がまとめました。
「また続かなかった」と悩んでいる方へ
最初は楽しそうだったのに、しばらくすると「行きたくない」になる。
習い事が続かないと、「うちの子、飽きっぽいのかな」と親のほうが落ち込んでしまいますよね。
うちの息子はADHDとASDが併存していて、いま中学2年生です。
小学生のころ、リタリコワンダーというIT・ものづくりの教室に、小2から小5まで通いました。
やめたのはサッカーに集中するためで、そのサッカーは今も続けています。
発達障害のある子の習い事が続かないとき、まわりからは「飽きっぽい」「やる気がない」と見られがちです。
でも、続かないのには理由があることが多いと、私は感じています。
この記事では、習い事が続きにくい理由と、息子がリタリコワンダーに通い続けられた理由を整理してみます。
理由1:感覚過敏で、その場所にいるだけで疲れてしまう
ASDのある子の中には、音や光、においや触った感じに敏感な子が少なくありません。
大きな音が響く体育館やプール、たくさんの人の声が重なる部屋は、それだけで疲れてしまうことがあります。
こういう子は、「楽しくない」とは言わずに、「疲れる」「行きたくない」と言うことがあるように思います。
私自身もADHD当事者なので、空間そのものがしんどい感覚は、わかる気がします。
興味ややる気の問題ではなく、その空間にいるだけでエネルギーが減っていく。
これが、続けにくい理由の1つ目です。
理由2:全員一律のペースについていけない
集団の習い事の多くは、決まったカリキュラムを全員で同じペースで進めます。
ASDのある子は、自分が納得するまで考えたい、ひとつのことが気になると止まってしまう、ということがあります。
そうしているうちに次の課題が始まると、ストレスがたまっていきます。
そして「ついていけない自分」を意識して、「ぼくはダメな子」と自信をなくしてしまうことにもつながります。
息子も、学校で注意されることが続いていたころ、「ぼくはダメな子」と口にすることがありました。
理由3:予測できない変化が苦手
ASDのある子は、急な変更や、いつもと違う流れに強いストレスを感じることがあります。
先生が違う日、いつもと違う部屋、予定外のイベント。
大人にとっては小さな変化でも、子どもにとっては大きな負担になることがあります。
息子がリタリコワンダーに小2から小5まで通えた理由
息子は、2週間に1回のプログラミングのコースに、教室で通っていました。
続いた理由を、ふり返って整理してみます。
1. 好きなことから始められた
息子は、もともとゲームやマイクラが好きな子でした。
好きなものを作るときは、終わる時間になっても「もうちょっとやりたい」と言う日がありました。
好きなことが入り口になっていたのが、いちばん大きかったと思います。
2. 自分のペースで進められた
リタリコワンダーは、全員が同じことを同じペースで進める教室ではありません。
公式サイトによると、興味や習熟度に合わせて、その子だけの年間カリキュラムを作ってくれるそうです。
一人ひとり作っているものが違うので、まわりと比べられにくい環境でした。
息子は、エラーが出るたびに固まっていましたが、だんだん「あ、また間違えた」と言いながら直せるようになっていきました。
3. 少人数で、作ったものを見てもらえた
教室は、スタッフ1人に子ども1〜4人ほどの少人数です。
息子は、作ったゲームを「お母さんやってみてよ」と見せてくれるようになりました。
「できた」を見てもらえる経験が重なって、「ぼくはダメな子」という言葉は少しずつ減っていきました。
「行きたくない日」もあった
続いたといっても、毎回行きたがっていたわけではありません。
学校で疲れた日などは、「今日は行きたくない」と言う日もありました。
そういう日は無理に連れていくのではなく、少し休ませるくらいのゆるさで続けていました。
通っていたころの変化と、中学生になった今も残っていることは、こちらにくわしく書いています。

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合う習い事を見極めるチェックポイント
合いそうかどうかは、その場に子どもを連れて行ってみるのがいちばん早いです。
リタリコワンダーの体験は無料で、公式サイトによると、子どもの好きなことや特性を聞いたうえで、安心して参加できるように配慮してもらえるそうです。
家での声かけや準備の工夫は、こちらにまとめています。

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やめるのも、悪いことじゃない
息子は小5でリタリコワンダーをやめましたが、それは合わなかったからではなく、サッカーに集中したかったからでした。
そして今は、そのサッカーを続けています。
習い事は、ずっと続けることだけがゴールではないと思います。
その時期の子どもに合う場所で、「できた」を重ねられたら十分なのかもしれません。
習い事をやめたいと言われたときのことは、こちらにも書いています。

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まとめ:「続かない」のは子どものせいじゃない
- 発達障害のある子の習い事が続かないのは、やる気の問題ではなく、環境とのミスマッチのことが多い
- 感覚過敏、全員一律のペース、予測できない変化は、続けにくさにつながりやすい
- 息子は、好きなことから始められて、自分のペースで進められる教室で、小2から小5まで続いた
- やめたのはサッカーに集中するためで、そのサッカーは今も続けている
「うちの子は飽きっぽい」とあきらめかけている方は、「環境が合っていないだけかもしれない」と考えてみてもいいのかなと思います。
合う場所は、きっとあると思います。
料金のことは、こちらにまとめています。

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