hattatsu-tokui.com · ADHD当事者ママの本音ブログ プロフィール プライバシー
発達キッズの得意探しナビ HATTATSU-TOKUI · ADHD当事者ママの本音ブログ

学校から帰るとすぐ寝てしまう子|発達障害の息子が「学校で疲れている」と気づいた日と、先生の「長く細く」

学校から帰ってくると、ランドセルを置いたままソファで寝てしまう。夜ふかしのせい?体力がない?そう思っていた私が、授業参観と個人面談で「学校で気を遣って疲れている」ことに気づいた話です。ADHDとASDが併存する息子の母で、自分もADHD当事者のみさきが、先生に言われた「無理せず長く細く」と、休ませるか迷う朝のことを書きました。

みさき
みさき
当事者ママ / 中2息子(ADHD・ASD併存)
学校から帰るとすぐ寝てしまう子|発達障害の息子が「学校で疲れている」と気づいた日と、先生の「長く細く」
みさき
みさき

学校から帰ってきたと思ったら、もうソファで寝ている。

起こしても起きないし、宿題も手つかずのまま。

「なんでこんなに疲れているんだろう」と思ったことはありませんか。

うちもそうでした。

息子はADHDとASDが併存していて、ここに書くのは小学生のころの話です。

そのころは、学校から帰ってくると、そのまま寝てしまう日がありました。

ランドセルを床に置いたまま、声をかけても返事がないこともあって、最初は「夜ふかしのせいかな」「体力がないのかな」と思っていました。

でも、ある日の授業参観と個人面談をきっかけに、見え方が少し変わりました。

この記事では、息子が学校でどれだけ疲れていたのかに気づいた日のことと、先生に言われた言葉、そのあとも迷い続けていることを、そのまま書いてみます。

帰ってくるとすぐ寝てしまう息子

ソファで寝てしまう息子を見て、はじめは生活リズムのせいだと思っていました。

でも、早く寝た日の次の日も、やっぱり帰ってきて寝てしまっていました。

帰ってすぐ寝てしまうと、宿題も夕方の予定も後ろにずれていきます。

そんな日が続くと、私もつい「なんで帰ってすぐ寝ちゃうの」と言いたくなってしまいます。

正直、息子の体のことより、宿題や夜の時間がずれていくことのほうに気をとられていたと思います。

授業参観で見た、よくしゃべる息子

そんなころ、学校の授業参観と個人面談がありました。

教室のうしろから見ていると、息子はよくしゃべっていました。

先生の質問に答えて、となりの子に話しかけて、手を挙げて、また何か言って。

親が来ているから張り切っているのかな、と最初は思いました。

でも、見ているうちにふと思ったんです。

もしかして、いつもこれくらい、もしくはこれ以上しゃべっているんだろうか。

だとしたら、それは疲れるよね、と。

黙って授業を受けていれば、もう少し消耗しないで済むのかもしれません。

でも、それができたら苦労しないんですよね。

個人面談で先生に言われたこと

個人面談で、帰ってすぐ寝てしまうことを担任の先生に話してみました。

正直、少し身構えていました。

「家での生活リズムを見直してください」と言われるかもしれない、と思っていたからです。

でも先生は、こう言ってくれました。

その言葉を聞いて、帰り道に頭に浮かんだのが、「無理せず、長く細く通うほうがいいのかもしれない」ということでした。

毎日ちゃんと行かせなきゃ、と思っていた肩の力が、少しだけ抜けた気がします。

この記事を書いた母の息子が、小2から小5まで通った教室好きなことなら集中できた。通わせて変わったこと読んでみる ›

発達障害のある子が学校で疲れやすいのは、どうしてなんだろう

あれから、息子が学校で何に疲れているのかを、私なりに考えるようになりました。

これはあくまで、うちの息子を見ていて思うことです。

  • 教室のざわざわした音や、給食の時間のにぎやかさ(息子は大きな音が苦手です)
  • 興味のない授業のあいだ、座って話を聞き続けること
  • しゃべりすぎないように、怒りすぎないように、と気をつけ続けること
  • 急な予定の変更や、順番を待つ場面
  • 友だちの反応や、先生の顔色を気にすること

一つひとつは小さなことでも、それが朝から午後まで続くと、家に着くころには電池が切れてしまうのかもしれません。

外でがんばっている分、家では動けなくなる。

そう考えると、ソファで寝てしまうのも、息子なりの回復のしかただったのかなと思えるようになりました。

あわせて読みたい
感覚過敏の小学生が学校で困ること — 給食・体育・ザワザワ問題への支援アイデア

感覚過敏の小学生が学校で困ること — 給食・体育・ザワザワ問題への支援アイデア

感覚過敏の特性がある小学生が学校生活で直面する困りごと(給食・体育・教室の音)について、ASD併存の息子の体験をもとに、家庭と学校でできる支援アイデアをまとめました。

家で疲れが出る形は、子どもによって違うのだと思います。

うちのようにすぐ寝てしまう子もいれば、家に帰ってから癇癪として出る子もいるのかもしれません。

あわせて読みたい
癇癪は家だけ・母親にだけ?外では「いい子」の息子が私の前でだけ爆発する理由

癇癪は家だけ・母親にだけ?外では「いい子」の息子が私の前でだけ爆発する理由

癇癪が家だけ、しかも母親にだけ向かうのはなぜ?学校では「落ち着いてますよ」と言われるのに、帰宅後に大爆発するADHDとASD併存の息子。外でいい子の反動と家での荒れに悩んだ母が、理由と対応の工夫を実体験ベースでまとめました。

それでも、休ませるか迷う朝はあります

先生の言葉でほっとしたのは本当です。

でも正直に書くと、今でも迷う朝はあります。

休ませた日に「これでよかったのかな」と考えてしまう。

一回休んだら、次も休みたくなるんじゃないか。

勉強に置いていかれるんじゃないか。

先生の言葉で全部が楽になったわけではなくて、迷いながら、その日ごとに決めているというのが今のわが家です。

ちなみに、学校をお休みすることについては、国の法律でも触れられています。

朝の「行きたくない」への向き合い方は、こちらにも書いています。

あわせて読みたい
二学期の行き渋り|「学校行きたくない」と言われた朝に、私がやめた3つのこと

二学期の行き渋り|「学校行きたくない」と言われた朝に、私がやめた3つのこと

夏休みが明けた二学期のはじめに、朝「学校行きたくない」と言われたときの対応。ADHDとASDのある息子を育てるADHD当事者の母が、以前うまくいかなかった声かけと、やめてみたら朝が少し楽になった3つのことを書きました。

疲れている子に、親ができそうなこと

ここからは、私が考えていることや、これからやってみたいと思っていることです。

正解ではないので、ご家庭に合いそうなところだけ拾ってもらえたらうれしいです。

先生に話してみて思ったのは、家での様子は、学校の先生には見えていないということです。

「帰ってすぐ寝てしまうんです」という一言だけでも、先生にとっては息子を知る手がかりになったのかなと思います。

相談先は、担任の先生のほかにも、通級の先生やスクールカウンセラーなど、話しやすいところからでいいのかなと思います。

好きなことに没頭できる時間も、大事にしたい

学校でエネルギーを使い切ってしまう息子ですが、好きなことになると、何時間でも集中できる一面もあります。

マイクラやものづくりをしているときの息子は、学校から帰ってきたときとはまるで別人のような顔をしています。

だからこそ、学校で削られた分を取り戻せるような、好きなことで「できた」を感じられる時間も大事にしたいと思っています。

\無料体験授業を受けてみる/

LITALICOワンダーをみる

公式サイトへ遷移します(広告)

学校で疲れやすい子の習い事の選び方は、こちらにまとめています。

あわせて読みたい
「学校がしんどい子」の放課後の居場所として、習い事はどう選ぶ?

「学校がしんどい子」の放課後の居場所として、習い事はどう選ぶ?

学校が疲れる、行き渋りがある、教室で消耗してしまう。そんな発達障害のある子の放課後の居場所として、習い事をどう選ぶか。我が家の経験から、子どもが「行きたい場所」になる習い事の見極め方を共有します。

まとめ

  • 学校から帰るとすぐ寝てしまうのは、怠けではなく、学校で気を遣って疲れているサインのこともあるのかなと思います
  • 授業参観で、息子がいつもどれだけ動いて、しゃべって、まわりを気にしているのかに気づきました
  • 個人面談で先生に「ときどき休ませながら通ってもいい」と言われて、「無理せず長く細く」でいいのかもしれないと思えました
  • それでも休ませるか迷う朝はあって、その日ごとに決めているのが今のわが家です
  • 家での様子を先生に伝えることと、好きなことに没頭できる時間を持つことを、大事にしていきたいと思っています

ソファで寝ている息子を見て、前は「また寝てる」と思っていました。

今は、「今日もがんばってきたんだな」と思える日が少しずつ増えています。

同じように、帰ってすぐ寝てしまう子を見て心配している方がいたら、まずは「おつかれさま」と言ってあげるところから始めてみてもいいのかなと思います。

この記事を書いた人

みさき

ADHDとASD併存の中学2年の息子を育てる在宅看護師パート。わたし自身もADHD当事者です。 息子は小学校で通級指導教室に通いながら、小2から小5まではリタリコワンダーにも通いました。 息子が小学生のころに困ったこと、感じたことを、同じ悩みをもつ親御さんに向けて書いています。

当事者の親 教室・通級・療育を経験