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「ぼくはダメな子」が口癖だったADHD・ASD息子が、自己決定で自己肯定感を取り戻すまで

小4の息子(ADHDとASD併存)が「ぼくはダメな子」と毎日口にしていた時期から、リタリコワンダーで「自分で決める」経験を重ねて自己肯定感を取り戻した経緯を共有します。

みさき
みさき
当事者ママ / 小4息子(ADHD・ASD併存)
「ぼくはダメな子」が口癖だったADHD・ASD息子が、自己決定で自己肯定感を取り戻すまで

「ぼくはダメな子」が口癖だった頃

みさき
みさき

小1〜小2の頃、息子(ADHDとASD併存)は「ぼくはダメな子だから」「どうせ怒られる」と毎日のように口にしていました。学校で叱られる、友達とトラブルが起きる、それが積み重なって「自分はダメだ」という自己イメージが固まっていったんです。

発達障害のある子が 自己肯定感を失いやすい構造は、本当によくあると思います。学校では「できないこと」に注目が集まりやすい。叱られる回数も健常の子より多くなりがち。本人は頑張っているのに、評価されるポイントが少ない。

そんな息子が、特性に合う習い事(リタリコワンダー)に通い始めて1年弱。「ぼくはダメな子」という言葉を、ほとんど言わなくなりました。理由を考えてみると、「自分で決める」経験を積み重ねたことが大きいと感じています。

通っている教室の「自分で決める」文化

息子が通っているリタリコワンダーの教室を見ていて気づくのは、大人が「これをやりなさい」と指示する場面が驚くほど少ないということです。

代わりに、こんな問いかけが多いです:

  • 「今日は何を作る?」
  • 「次はどこから手をつける?」
  • 「ここで困ったね、どうする?」
  • 「完成までにあと何が必要?」

息子はこれに最初戸惑っていました。「自分で決めていいの?」と。学校では「言われたことをやる」が基本だから、自分で決める経験があまりなかったんです。

エピソード:マイクラでお城を作る計画

ある日の教室で、息子が「マイクラの世界にお城を作りたい」と言いました。インストラクターは「いいね、どんなお城?」と聞き返した。

息子は 自分で「3階建てで、塔があって、お風呂もあって…」と細かく決めて、計画を立て始めた。途中で「あ、塔は2つにしよう」「やっぱり地下も作ろう」と何度も変更したけれど、インストラクターは「いいね、それで進めよう」と受け止めてくれた。

家に帰ってきた息子は、興奮気味でその日のお城の話をしてくれました。「ぼくが決めて、ぼくが作ったんだ!」と。

みさき
みさき

「自分で決めた」「自分で作った」という経験が、こんなに子どもを生き生きさせるんだと気づいた瞬間でした。学校ではできない経験を、合う場所がくれていたんですね。

「自分で決める」が自己肯定感を回復させる理由

なぜ「自分で決める」経験が、自己肯定感の回復につながるのか。私なりに整理してみました。

1. 「自分の選択を尊重された」という体験

子どもは大人から「指示される」経験が圧倒的に多いです。「自分で決めていい、それを尊重してもらえる」という体験は、「ぼくの考えには価値がある」という感覚につながります。

2. 失敗しても「自分の決断の結果」と受け止められる

人から言われてやって失敗すると、「言ったあの人のせい」と感じやすい。でも自分で決めたことの失敗は、「次はこうしよう」と前向きに捉えられる。失敗から学ぶ経験ができるんです。

3. 成功体験が「自分の手柄」として残る

うまくいった時、「自分で決めて、自分でやった」と確信できる成功は、誰かに与えられた成功よりずっと大きな自信になります。

「自分で決める」が他の場面にも波及した

驚いたのは、教室で「自分で決める」経験を重ねた息子が、家庭や学校でも自分の意見を言うようになったこと。

  • 「明日のおやつ何にする?」と聞くと、自分で選ぶように
  • 学校で「お楽しみ会の出し物どうする?」と聞かれて意見を言えるように
  • 嫌なことを「嫌だ」と言葉で伝えられるように
  • 怒りを爆発させる前に「ぼく今しんどい」と言えるようになりつつある

これは 自己決定の経験が「自分の感情・考えを言葉にする」スキルを育てた結果だと思います。

ADHD当事者の私から見ても、自己決定は大事

私自身もADHDで、子どもの頃「やる気がない」「集中できない」と言われ続けてきました。自分で決める経験が圧倒的に少なかったことが、大人になってから「自分は何がしたいんだっけ」と悩む原因の一つだったと、今振り返って思います。

息子には同じ思いをしてほしくない。だから、「自分で決める」経験を重ねられる場所があるのは、本当にありがたいと感じています。

まとめ:「自分で決める」場所を子どもに

発達障害のある子の自己肯定感を回復させる最大の方法は、「自分で決めて、それを尊重される経験」を積み重ねることだと、息子を見ていて確信しました。

息子が通っているリタリコワンダーは、それができる珍しい場所です。

  • 教材も内容も自分で選べる
  • 進め方も自分で決められる
  • 「やりたい!」が起点になる
  • 失敗しても「次どうする?」と問われる

「ぼくはダメな子」が口癖だった息子が、いま「ぼくが決めた、ぼくが作った」と誇らしげに話す姿を見ると、本当に通わせてよかったと思います。

みさき
みさき

発達障害のある子が「自分はダメ」と感じてしまう環境って、本当に多いんですよね。だからこそ「自分で決めていい」と言われる場所が、子どもの心の支えになると感じています。

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この記事を書いた人

みさき

ADHDとASD併存の小4の息子(10歳)を育てる在宅看護師パート。わたし自身もADHD当事者です。 小2から通級指導教室に通い続け、小3からはリタリコワンダーも並走(現在も通塾中)。 教室・療育・習い事を渡り歩いた経験を、同じ発達障害のある子の育児の親御さんに発信しています。

当事者の親 教室・通級・療育を経験