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【発達障害育児】「他の子と比べない」場所が小4息子にもたらした3つの変化

一斉カリキュラムで「できないこと」を意識しがちな発達障害のある子が、「他の子と比べない」場所で自分のペースで学べると何が変わるのか。我が家の小4息子(ADHDとASD併存)の3つの変化を共有します。

みさき
みさき
当事者ママ / 小4息子(ADHD・ASD併存)
【発達障害育児】「他の子と比べない」場所が小4息子にもたらした3つの変化

発達障害のある子は「比べられる」ことで深く傷つく

みさき
みさき

学校では何かと「みんな」を意識する場面が多いですよね。「みんなできてるよ」「みんな静かに座ってるよ」「みんな集中してるよ」。健常の子にとっては当たり前の言葉が、発達障害のある子には毎日小さな刃のように刺さっていくんです。

学校という場所は、構造的に 「比べる」が前提になっています。テストの点数、走る速さ、字の上手さ、給食の食べる時間。すべて並べて評価される。

そんな中で発達障害のある子は 多くの場面で「みんなより遅れている」「みんなと違う」と感じる経験を積みます。これが積み重なって、自己肯定感が削られていく。

息子が通っている教室(リタリコワンダー)は、こうした 「比べる文化」とは正反対の場所です。我が家の小4息子(ADHDとASD併存)が通学を続けてきて、その違いを強く感じています。

通っている教室の「他の子と比べない」文化

課題が一人ひとり違う

通っている教室は、子どもたちが それぞれ違う課題に取り組んでいるのが当たり前です。同じ時間・同じ教室で、ある子はマイクラでお城を作り、ある子はゲームを作り、ある子はロボットを動かしている。

これがいかに普通の習い事と違うか、最初の頃は理解できませんでした。「なぜみんな違うことを?」と。でも息子の様子を見ていて気づきました。「みんな違うのが普通」という空間は、発達障害のある子にとって本当に楽なんです。

「進度」がない

学校は「次の単元」「次の進級」がある。健常の子に合わせて進度が決まっていて、それに乗れない子は遅れていく。

通っている教室には、そういう 「みんなで一緒に進む進度」がありません。息子のペースで進むだけ。「他の子のほうが速い」「自分は遅い」という比較の軸がそもそもない。

評価が「成長したこと」中心

教室で先生がよく言うのは、「先週よりここができるようになったね」「前は迷っていたけど今は自分で決められたね」という言葉です。

評価される対象は 「他の子との比較」ではなく「過去の自分との比較」。これが発達障害のある子には本当にやさしい。「自分は自分のペースで成長していい」というメッセージを、毎週受け取っているような感じです。

「比べられない場所」が子どもにもたらす変化

息子の変化を3つにまとめると:

変化1:失敗を恐れなくなった

「他の子と比べられない」とわかると、失敗してもダメージが少ない。ASD傾向で完璧主義の息子は、失敗を恐れて挑戦できないことが多かった。でも今の教室では「失敗しても誰とも比べられない」から、安心して試せる。

変化2:自分の好きを言えるようになった

学校では「みんなと同じ」が安全。だから息子も自分の好きを表に出さない時期があった。でも 「みんな違うのが普通」の空間では、自分の好きを堂々と出せる。マイクラ大好きを思いっきり表現できる場所が、息子に必要だったんだと思います。

変化3:「自分のペース」を信じられるようになった

「みんなより遅れている」が学校での自己認識だった息子。今の教室では「自分のペースで進めばいい」と毎週確認される。「自分のペースには価値がある」と信じられるようになったのが、最大の変化です。

みさき
みさき

私自身もADHDの当事者として、子どもの頃「みんなより遅い自分」がずっとコンプレックスでした。だから息子に「自分のペースでいい」と言ってくれる場所があるのが、本当にありがたい。私が欲しかったのもこういう場所だったんだなと、よく感じます。

親側も「比べる視線」を緩める

息子の教室に通うようになって気づかされたことがあります。子どもを「比べる視線」で見ているのは、実は親自身でもあるということ。

「○○くんはもう九九言えるのに、うちの子は…」 「同じクラスの××ちゃんはピアノが弾けるのに…」 「兄弟と比べてうちの下の子は…」

私もこういう思考に陥りやすいタイプです。でも今の教室の先生を見ていて、「他の子は他の子、この子はこの子」と切り分ける視線を学べた気がします。

親が比べないと、子どもも自分を比べなくなる。これは時間がかかるけれど、本当に大事な変化です。

まとめ:「比べない場所」が育てるもの

発達障害のある子が必要としているのは、「比べられない、自分のペースが認められる場所」です。学校がそうでないなら、せめて1つだけでもそういう場所を確保してあげたい。

息子が通っているリタリコワンダーは、その役割を見事に果たしてくれる場所だなと感じています。

  • みんな違うのが普通の空間
  • 進度がなく、自分のペースで進める
  • 評価は「過去の自分との比較」中心

息子は今、「ぼくはぼくのペースでいいんだ」と信じられるようになってきています。これは習い事を通じて得られる中で、最も価値ある変化のひとつだと思います。

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この記事を書いた人

みさき

ADHDとASD併存の小4の息子(10歳)を育てる在宅看護師パート。わたし自身もADHD当事者です。 小2から通級指導教室に通い続け、小3からはリタリコワンダーも並走(現在も通塾中)。 教室・療育・習い事を渡り歩いた経験を、同じ発達障害のある子の育児の親御さんに発信しています。

当事者の親 教室・通級・療育を経験