リタリコワンダーの夏期講習どうする?共働き家庭のわが家が選んだ通い方
夏休みは発達障害のある子の生活リズムが崩れやすい季節。共働きのわが家が、リタリコワンダーを「夏の軸」にしてどう乗り切ったか、夏期の特別講座や増回・オンライン併用のリアルな通い方をまとめました。
夏休み、正直ちょっと怖くないですか
うちの息子(小4・ADHDとASD併存)にとって、夏休みは楽しみであると同時に生活リズムが一気に崩れる魔の40日間でもあります。私は在宅で働いているので、「仕事しながら息子の夏休みをどう回すか」が毎年の悩みでした。
学校がある間は、なんだかんだ言っても「朝起きて、学校へ行って、帰ってくる」という骨組みがあります。
でも夏休みは、その骨組みがまるごと消えます。
- 朝起きる時間がどんどん遅くなる
- マイクラの過集中が止まらなくなる
- 宿題は「あとでやる」のまま8月後半へ
- 親は仕事があるので、ずっと付きっきりにはなれない
特性のある子にとって、「毎日が自由」は「毎日がイレギュラー」と同じなんですよね。予定の見通しが立たないと不安定になりやすいのに、夏休みはその見通しが立ちにくい日がずっと続きます。
実は私自身もADHD当事者で、子どもの頃の夏休みは生活がぐちゃぐちゃになるタイプでした。だから息子が崩れていくのも、責める気持ちより「わかる…」が先に来てしまいます。
わが家の結論:いつもの習い事を「夏の軸」にする
去年の夏、わが家でいちばん効果があったのは、特別なことを始めることではなくて、週1回のリタリコワンダーを「変わらない予定」として夏の真ん中に置き続けることでした。
夏休み中も普段どおり教室に通うと、こんないいことがありました。
- 「木曜はリタリコの日」という動かない予定が1つあるだけで、1週間にリズムの杭が打てる
- 教室に行く日は朝から「今日は行く日だから」と支度モードになる
- 学校がない期間でも「先生と話す」「友だち以外の人と関わる」機会が保てる
- マイクラへの過集中が「作品づくり」という出口に向かう
特に4つめは大きくて、家で無限にマイクラをやっているのと、教室で「何を作るか」を決めて取り組むのとでは、同じマイクラでも消費と創作くらいの違いがありました。
夏期の特別講座や増回ってどうなの?
リタリコワンダーでは、夏休みの時期に合わせた特別な講座やイベントが開催される年があります。ものづくり系のイベントや、短期集中で作品を作る企画など、内容はその年や教室によって変わるようです。
ここは正直に書いておくと、開催の有無・内容・日程は教室や年度によって異なるので、「今年はどんな夏の企画がありますか?」と通っている教室(体験前なら問い合わせ)で直接確認するのがいちばん確実です。
わが家の場合は、特別講座にこだわらず「通常授業の継続+行けない週の振替+夏だけ少し回数を増やす」という組み合わせで乗り切りました。授業の回数やコースの調整は相談に乗ってもらえたので、夏前の面談で「夏休みの過ごし方が不安で…」と相談してみるのがおすすめです。
共働き家庭の現実的な通い方3パターン
「軸にするのがいいのはわかったけど、送迎どうするの問題」がありますよね。わが家と、教室で見かけるご家庭の様子から、現実的なパターンを3つにまとめます。
パターン1:通常ペースを守って、送迎を分担する
わが家はこれが基本でした。私が在宅の日は私が送迎、難しい週は夫が在宅勤務の昼休みや時差出勤でカバー。「どの曜日・どの時間帯なら一年を通して送迎できるか」から逆算して曜日を決めると、夏休みだけ特別な調整をしなくて済みます。
パターン2:帰省や旅行の週はオンラインに切り替える
リタリコワンダーにはオンライン受講の仕組みもあるので、帰省先からの受講も選択肢になります。うちも一度、帰省のタイミングでオンラインを使ったことがありますが、「いつもの先生と画面越しに話せる」だけで、息子にとっては旅行先でも普段の続きでいられたようです。
ただ、対面のほうが集中しやすい子・オンラインのほうが落ち着く子と相性は分かれるので、ここは試してみないとわからない部分かなと思います。
パターン3:行けない週は無理せず振替でつなぐ
夏は体調も気分も波が出ます。プールで疲れ果てた日、暑さでぐったりの日、「今日は無理」の日。そういう日は振替制度を使って「休む。でもやめない」でつなぐのが、結局いちばん長続きしました。振替の詳しい使い方は振替活用ガイドにまとめています。
去年の夏、息子に起きたうれしい変化
夏の間も通い続けて、いちばん良かったのは作品が自由研究になったことでした。
教室で作っていたマイクラの作品を、先生のアドバイスをもらいながらまとめて、夏休みの自由研究として提出したんです。本人は「宿題をやった」感覚ゼロで、好きなことの延長で宿題が1つ終わりました。
完璧主義で「失敗するくらいならやらない」が出がちな息子が、「とりあえず作ってみて、あとから直せばいい」という進め方を先生から学んできたのも、夏の収穫だったと思います。
「夏休みの宿題が終わらない問題」と「ゲームばかり問題」が、教室のおかげで両方ちょっとずつ軽くなった感じでした。全部は解決しません。でも、ちょっとずつで十分だと思っています。
動くなら6月中がおすすめな理由
これから「夏に向けて習い事を探そうかな」という方に1つだけお伝えしたいのは、夏休み直前の7月は体験や面談が混みやすいということです。
- 6月中に無料体験を済ませておくと、夏の通い方を教室と相談する時間が取れる
- 夏の特別講座や枠の情報も、早く動いたほうが選択肢が多い
- 子ども本人も「夏から新しいこと」より「もう知っている場所に夏も行く」のほうが入りやすい
特に最後の1つは、予定変更が苦手な子ほど効くポイントかなと思います。初めての場所×夏休みのイレギュラーが重なると負荷が大きいので、学校がある今のうちに「いつもの場所」にしておくイメージです。
体験は親子で参加できて、その場で夏休み期間の通い方やコースの相談もできます。「夏をどう過ごさせよう」と今モヤモヤしている方は、その不安ごと相談してみるといいかなと思います。
まとめ:夏は「特別なこと」より「変わらない予定」
- 夏休みは特性のある子の生活リズムが崩れやすい(毎日が自由=毎日がイレギュラー)
- 新しいことを始めるより、いつもの習い事を「夏の軸」にするほうが効いた
- 夏期の講座・スケジュールは教室や年度で違うので、直接確認がいちばん確実
- 共働き家庭は「送迎から逆算した曜日決め」「オンライン併用」「振替でつなぐ」の3点セット
- 動くなら、体験や相談の時間が取れる6月中がおすすめ
夏休みを「乗り切る」だけの40日にするか、「好きが伸びた」40日にできるかは、軸が1本あるかどうかで結構変わるなというのが、去年の夏のわが家の実感です。
同じように「夏が怖いな…」と思っている方の参考になればうれしいです。


